「担降り」短歌*たんたかたんか

今回も参加させて頂きました、今回のお題は「担降り」です。
歌会の様子はこみねさんのブログをご覧ください。
短歌結社「明星」第六回歌会 お題:「担降り」 - こみねもすなるだいありー


担降りってとっても個人的なもので、そもそも担当ですと名乗ることも義務では無いのに、名乗ったばかりに何らかの責務を負ったように感じます。
私の場合、今年の春に担降りを経験したので、その時に読んだ歌との違いが出れば面白いなと思いましたが、やっぱり思い出して少しセンチメンタルな気持ちになったり。
こみねさんに講評を頂いてまた自分の気持ちに気付きがあったりと、とても面白かったです。



では、以下提出させて頂いた5首です。

過去形にしたくないから殺してよ息をするように愛した君

担降りを意識した瞬間から景色が流れるように過去形になっていくような気がして悲しくなった思い出。

引力に負けて飛び込む大気圏 命燃やして走れよ乙女

個人的には過去形に〜から続くところもあるんですが、何と無く降りることへの抵抗があって手放したくなくて。でもある時今だ!と手を離した瞬間、もう走るしかないなと覚悟したり。

いつかまた星降る夜に出逢えたら愛を届けてスワロウテイル

こみねさんが講評で仰っていましたが、スワロウテイルは燕尾服の意味で使いました。
星降る夜は劇場の天井のライトがキラキラ光っているところ。
日生劇場が特に大好きです。
そういえば、燕尾服って誰もが着る服ではないですね。
出会えたら、といいながらも会いに行くのは私です。

もう少し知らないふりで愛されて しまうにはまだ鮮やか過ぎる

知らないふり、どころか伝わることもないのだけれど、悟られたくないなぁなんて。

君のこと忘れられたら何度でも見つけてみせる優しい光

とっても好きで、今でも大好きで、でも何と無く好きって言うのが憚られるから、もう一回最初から繰り返したいなぁと思ったりもします。
私の大好きなピンク色のお星様は優しく光って見えます。


やっぱりちょっとさみしくてわがままな歌になりました。
担降りを意識した時の歌は過去の記事にありますので、もし興味がありましたら読んで頂けると嬉しいです。


次回のお題は「阿部顕嵐」くんです!
顕嵐ちゃんといえば私の中ではPLAYZONEの印象が強いのですが、どんな歌に出会えるか楽しみです。