「シンメ」短歌*たんたかたんか

短歌結社「明星」第十回歌会、今回も参加させて頂きました。
今回のお題は「シンメ」です。
歌会の模様はこみねさんのブログをご覧ください。
短歌結社「明星」第十回歌会 お題:「シンメ」 - こみねもすなるだいありー

今回私が提出させていただいたのは以下5首です。

三角と丸を並べて真四角の箱に入れたらはい出来上がり

違う卵から生まれて同じ棺に眠るまでの夢を見たよ

今回こみねさんにはこちらの2首を選んで頂きました。
Twitterでも少し書きましたが、シンメ=運命の糸や絆で結ばれた者同士みたいなイメージがあるような気がするのですが、SnowManクリエで渡辺くんが「(見に来ていた河合くんをセンターにしてSnowManが)シンメとれるね!」と発言していて、シンメって「なる」ものではなくて「とる」ものなんだ…!と衝撃を受けました。
それまでは、一人だった男の子が突然ペアを組まされる運命的と言えばそうだけど抗えない受動的な出来事だと思っていたのに、シンメ「とる」だと急に能動的な感じがしたんですよね。(SnowManが固定シンメじゃないから出来るし言えることだと思うけど。)
だから、シンメって関係は運命と言えば運命だけど、私たちがシンメっていう概念の箱に二人を閉じこめてふたりぼっちの運命にしているんじゃないかな、と思ったりします。
箱に入るのは必ずしも同じ形ではなくて、むしろ正反対だったり種類のちがうものが入っていることが多い。
だけどどこか似ていて、それが不思議。
箱=私たちが思うシンメの概念
卵=個、一人
棺=シンメの檻
のイメージでした。

背中預けたら心臓溶け合いマーブル まだここでは死ねないね

やっぱりシンメといえば背中合わせのイメージ。
良いときも悪いときも二人で切り抜けていくしかないのかな、と。

苦しくてさみしい連想ゲームのエンドロールにお前の名前

もしわたしがジャニーズJr.だったら、いつまでこいつとやってけるのかなって、たまに考えるんじゃないかな。
いつかどちらかが別の道を考えるとき、何かの理由で離れることになるときがくるかもしれないけど、その時まではって。

偶然の連続を運命と呼べたらお前のことがわかるかも

これはシンメ短歌だけどだてなべ短歌です…!
SnowManの宮舘くんと渡辺くんは幼稚園から一緒(ずっと仲良かったわけじゃなくて小中は別で途中離れていた時期もあったみたいですが)、ジャニーズ入る前のダンススクールも一緒、そして事務所に入って再会して同じグループに所属って出来すぎじゃないですか?
メンカラが宮舘くん赤、渡辺くん青ってところも好きです!
そして二人のことを、宮舘くんは「運命」と、渡辺くんは「偶然の連続」と過去に言っていたらしく…!
シンメって!幼なじみって!!


以下提出しなかったものです。

魂の双子は背中合わせ 触れ合う羽のぬくもりを知ってる

俺と似てないあいつと俺が、一番似てるとこは俺だけが知る

追いかけてるのか追われてるのか縮まぬ距離今日も届かぬ指先

胸ぐらを引っ掴む憎たらしい手 早く離せよ楽にしてくれ

一人では駄目なんですか?では三人では?理由は神のみぞ知る


以上です。

シンメ短歌は考え始めてから結構するすると出てきて面白かったです。
シンメって奥深いし面白い!
そして参加されてる方々の短歌がどれも素敵で、ときめきがいっぱいでした!