「乃木坂46」短歌*たんたかたんか

お題「乃木坂46」で短歌を詠みました。
歌会の模様はこみねさんのブログをご覧くださいませ。

短歌結社「明星」第三回歌会 お題:「乃木坂46」 - こみねもすなるだいありー



今回は5首提出、こみねさんに2首選んで頂きました。

セーラーの襟の裏側 君の指先がくすぐる秘密の刺繍

眠る君の瞼に透ける血の色に永遠など無いことを知る

横顔の君が零した涙は真珠 プールの底に溶けて消えた

飲み込んだため息の数だけ結ぶリボンの赤は運命の色

蝶の羽を脱ぎ捨て飛び込むプール 制服の白と心中する


飲み込んだ〜とセーラーの〜、の2首を選んで頂いたのですが、今回1番目と2番目に詠んだ歌でした。
乃木坂46はもともと好きなグループだったので(と言ってもそんなに深くは知らないのですが…。生駒ちゃん可愛い→BBJ→乃木どこ見る、くらいのライト層です。)なんとなくイメージが自分の中で固まっていて、途中から何首詠んでも似ちゃったんですよね。
難しいなぁ。

乃木坂46で詠むにあたって自分の中でのキーワードは、
制服、透明感、秘密、白、かな。
あとプールは完全にガールズルールです。

なんとなく、乃木坂46はこちらに想像させる余白を程よく残しているのに入り込む隙はどこにもない感じがして、そこがとても好きです。

セーラーの襟の裏側に刺繍をしても誰かの目に触れることなんてなかなか無くて、でもお互いそれを知っていて触れられる距離感の子たちがいて。
わたしは見えない刺繍があることも知らずにただひたすら美しいなぁ、なんて想像力で隙間を埋めながらアイドルを楽しみたいな、なんて思います。

余談ですがわたしにもセーラー服を着ていた時期がありまして、わたしは襟の裏側じゃなくてリボンの見えないところに刺繍してました。ピンクの蝶々。

さて、わたしがうだうだしているうちに第4回の締め切りもありまして、次回のお題は平野紫耀くんです。
次回も楽しみです!